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Diary

Barや日常で気になったことを気ままに書いています。
私なりのものの考え方がココに書かれることとなると思います。
 

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2010年12月29日(水)
小さい事

野村監督が話される言葉の中に「小事が大事を生む」というものがあります。
いわゆる、細かい事に気をまわす事。
必ず、大事が起こる前にサインがある。だから、そのサイン、前触れの動きを気付けるように、アンテナをあちこちに立てる事。

これは、サービス業をする上で、とても大切である。例えば、バーでグラスを倒して割ってしまうお客様がいます。でも、これって結構そのグラスを倒してしまう行動をする前のお客様の様子を、バーテンダーが気付けるかという事なのです。お酒をたくさん飲んでしまって、もしもの事が起こりそうな状況に気付く事が出来るかなのです。

そういう事に気付けるのが、一流だと話しておられます。

また、これと同じような事を、今年の甲子園で優勝した興南高校の我喜屋監督も話しておられます。
朝起きてから夜寝るまで、五感を活性化させる事で、小さい事に気付き、大きな成果が出せると話しておられます。普段から小さい事が出来ないと、サインを見落とし、カバーリングを怠る事になる。

普段の生活の中には、小さな事がありふれています。だから、その小さい事に気付くという事は、いつも意識していれば、必ず鍛えられます。

それが出来るバーテンダーになれるように、私も精進していきたいと思います。

2010年12月10日(金)

この世界には、波があります。
それは、流れと言う場合もありますが。
とにかく、その波を読めるかどうかが、生きていくには大事だと思います。

波乗りをする人には、少し理解しやすいかもしれないですが、波を見極めることのできる目を持つというのが、良い波に乗れるか乗れないかには大事なことなのです。沖のほうをずっと良いうねりが来ないか待ちわびます。そして、良い波が来たとき、早くアクションを起こせるかなのです。
小さいうねりだなと思っていたものが、意外と良かったり、反対にでかいうねりだと思っていたものが、意外と厚みがありすぎて、割れなくて乗り切れなかったり。
よくあることなのですが・・・。

私みたいに飲食業の世界では、人の波、オーダーの波を読めるかどうかが大切になってきます。
不思議なもので、お客様も入りだしたら、次々と入ってくることがあります。数分前は暇だったのが嘘のように・・・。
オーダーもそうです。ぜんぜんオーダーが入らないなと安心していたら、急にいろいろなオーダーが入ってくるようになります。

でも、ここで大事なのは、その波をきちんと読めるかどうかということ。なぜなら、その時が稼ぎ時だから。ただし、自分の許容範囲を超える、オーダーやお客様を受け入れてしまうと、反対にお客様に迷惑がかかり、その先には、お客様の不満が再来店の気持ちを無くさせてしまい、最終的には自分の首を絞めてしまうことになるのです。

だから、いつも気持ちを集中させて、波を待つのです。
だから、待つのも仕事なのです。

さて、今晩は良い波が入ってくるでしょうか?

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