野村監督が話される言葉の中に「小事が大事を生む」というものがあります。
いわゆる、細かい事に気をまわす事。
必ず、大事が起こる前にサインがある。だから、そのサイン、前触れの動きを気付けるように、アンテナをあちこちに立てる事。
これは、サービス業をする上で、とても大切である。例えば、バーでグラスを倒して割ってしまうお客様がいます。でも、これって結構そのグラスを倒してしまう行動をする前のお客様の様子を、バーテンダーが気付けるかという事なのです。お酒をたくさん飲んでしまって、もしもの事が起こりそうな状況に気付く事が出来るかなのです。
そういう事に気付けるのが、一流だと話しておられます。
また、これと同じような事を、今年の甲子園で優勝した興南高校の我喜屋監督も話しておられます。
朝起きてから夜寝るまで、五感を活性化させる事で、小さい事に気付き、大きな成果が出せると話しておられます。普段から小さい事が出来ないと、サインを見落とし、カバーリングを怠る事になる。
普段の生活の中には、小さな事がありふれています。だから、その小さい事に気付くという事は、いつも意識していれば、必ず鍛えられます。
それが出来るバーテンダーになれるように、私も精進していきたいと思います。
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